代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

■益城町、西原村、南阿蘇村などを訪問。研修会の開催も決まる

県の子ども未来課の皆さんと打ち合わせを行った

県の子ども未来課の皆さんと打ち合わせを行った

4月19日(水)、20日(木)の両日、「母の会」は熊本地震被災地域での活動として、益城町、西原村、南阿蘇村などの保健センター、教育委員会、保育や放課後児童クラブの担当、国立病院機構熊本医療センターなどを訪問し、発災以来続けている保健師や栄養士、教職員などの研修会や「スキンケア講座」開催などの協力を案内し、打ち合わせを行いました。
19日は熊本空港がある益城町からスタート、同町の保健福祉センター、役場、学校給食センターなどを訪問し、続いて西原村、南阿蘇村、大津町を訪れました。この日は好天に恵まれ移動の途中にはたくさんの花が咲き誇る阿蘇山麓を通過しました。ただ阿蘇の山肌は地震や大雨のために、あちこちで崩落が起きるなど災害のつめ跡が残されていました。

地震の前から建設が始まっていた南阿蘇村の新しい役場の前で

地震の前から建設が始まっていた南阿蘇村の新しい役場の前で

20日は2月3日(金)に研修会を行った熊本市総合保健福祉センター「ウェルパルくまもと」から活動をスタートし、県庁、宇城市、宇土市、御船町、嘉島町、国立病院機構熊本医療センターを訪問して意見を交換しました。「母の会」は29年度に中央共同募金会、(独)福祉医療機構の助成金を活用して熊本地震や東日本大震災被災地機などでの活動を続けていくことにしています。
熊本地震の被災地域は落ち着きを取り戻しているように見えますが、2万206戸の仮設住宅等に4万7725人(県などの集計)が暮らすなど避難生活が続き長期化も懸念されています。今回の訪問で具体的な研修会の開催も決まるなど連携も進んでいます。「母の会」は引き続き、被災地域のアレルギーの方たちを支えるために必要とされる協力を続けていきたいと思います。    (園部まり子)