2017年5月24日
アレルギーを正しく知り、適切に対応するための本(6)
■紙芝居『たべられないよ アレルギー』脚本:井嶋敦子さん、絵:鈴木幸枝さん
本ではなく紙芝居ですが、保育所や幼稚園に通う子どもたちが食物アレルギーや食物アレルギーの友だちのことを理解することを狙い作られました。解説の中でも「園や学校での子どもたちの誤食はすべて大人の責任です。子どもに自分の過ちの結果、重大なことがおきたという思いをさせるのは筋が違いますし、大きなトラウマになってしまいます。(中略)一方、子どもたちが給食でちがうメニューを食べている友だちへの理解をうながす、食べられない子どもは自分でも気をつける、何かあったら大人に知らせるなどの力を養っておくことも大事です」とされています。紙芝居は「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」「保育所におけるアレルギー対応ガイドラインQ&A」(厚生労働省 平成23年)を踏まえ、アレルギー専門医のアドバイスも得て作成されました。
◎童心社刊 本体1900円(税別)