2017年9月30日
県立保健福祉大学「ヒューマンサービス研究会」でお話ししました
■同じ当事者として傾聴し励ます「セルフヘルプ」の取り組みを報告
9月30日(土)、「母の会」は神奈川県立保健福祉大学(横須賀市)で開かれた第8回ヒューマンサービス研究会に招かれ、「セルフヘルプの現在」をテーマにお話しさせていただきました。研究会では県内で活動する4つのグループが報告、それを受ける形で東海大学の堀越由紀子教授が基調講演を行いました。「母の会」と同研究会とのつながりは、堀越教授や研究会を主催した県立保健福祉大学の臼井正樹教授が神奈川県社会福祉協議会を支援、「母の会」が社会福祉協議会と連携する中で両教授からさまざまな助言をいただいていることが契機になりました。
研究会で「母の会」からは、寄せられる相談の中で、わが子のために必死に頑張ってきた来し方を丁寧に傾聴し、同じ当事者としてそれまでの頑張りを労う言葉をかけると、電話の向こうで涙するお母さんも少なくない。その上で必要な情報を提供して相談に対応すると、適切な医療や対応を理解し、多くは医療機関を変えて、ほとんどの子どもが健康を回復するだけでなく、学校や保育所での課題も解決していけるようになることなどを報告させていただきました。
(園部まり子)