2017年11月20日
気仙沼市と講座「赤ちゃんからできるスキンケアと食物アレルギー対策」を共催
■午前は赤ちゃん連れ親子40組など90人、午後は保健師、栄養士など30人が参加
11月20日(月)、「母の会」は宮城県気仙沼市の健康増進課と講座「赤ちゃんからできるスキンケアと食物アレルギー対策」を共催しました。東日本大震災の発災以来続けてきた同市の市民健康管理センター「すこやか」の栄養士、保健師の皆さんとの連携の中から、これまで行ってきた研修に加え新たな試みとして取り組むことに。会場には今年夏、同市鹿折地区に完成した市民福祉センター「やすらぎ」をお借りしました。周辺一帯は震災に伴う大津波で壊滅的な被害を受け復興が進められている地域で、「やすらぎ」も新築の災害公営住宅に併設する形で建設されたとのことでした。
この日の講師には東京都立小児総合医療センターアレルギー科の古川真弓先生と小児アレルギーエデュケーターの本間恵美さんにお願いしました。講座は午前と午後に分けて2回行われ、午前は赤ちゃん連れ親子40組も含む90人、午後は保健師、栄養士など30人が参加しました。このうち午前中の赤ちゃん連れ親子を対象に行った講座では、最初に古川先生が、お肌の役割と構造、赤ちゃんの肌がトラブルを起こしやすい理由、日常生活やお風呂で気を付けたいこと、湿疹ができた時の対応などについて説明しました。
■自分のお子さんに保湿剤を塗ってみるなど楽しく和気あいあいと
その後、エデュケーターの本間恵美さんを中心に、全員で実際にきめ細かな泡を作ってみる実習、保湿剤を正しく塗る実習を行い、実際に自分のお子さんに保湿剤を塗ってみるなど楽しく和気あいあいとした雰囲気で行われました。講座では講師の2人に加え、栄養士が石鹸の泡立てを指導するなど、既にスキンケアに取り組んでいる様子がうかがわれました。また赤ちゃんを遊ばせるスペースでも「すこやか」の職員が面倒を見てくださるなど、気仙沼市の皆さんの温かい心がこもった講座になりました。皆さん、大変にお疲れ様でした。
(園部まり子)