2017年12月5日
名古屋市教育委員会の研修会でお話ししました
■切な診断と文部科学省の方針に沿った的確、安全な対応を
12月5日(火)、「母の会」は名古屋市教育センターで行われた市教育委員会の研修会の講師に招かれ、「教職員の共通理解でアレルギー児を支えよう」と題してお話しさせていただきました。会場には養護教諭を中心に保育士など他職種の方も含め340人あまりが参加、当事者の声に耳を傾けていただきました。
話の中では子どもたちを取り巻く環境に、たまたま受診した医療機関でその後の人生が大きく左右されてしまうことがある「医療の課題」と、受けている治療が適切なのかどうか、患者(保護者)自身が分からない「患者の課題」があることを踏まえ、適切な診断と文部科学省が示している方針に沿って学校や保育所の対応を進めていくことで、当事者である子どもたちだけでなく学校や保育所の対応も的確、安全になっていくことを、「母の会」が関わってきた事例などを含めて報告させていただきました。一時間という短い研修会でしたが、終了後には多くの方が個別相談に残るなど参加された先生方の関心の高さがうかがわれました。皆さん、お疲れ様でした。
(園部まり子)