代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

■154人が参加、講師には国立成育医療研究センターの大矢幸弘先生ら

大矢幸弘先生を中心にてい談を行った

大矢幸弘先生を中心にてい談を行った

1月20日(土)、「母の会」は大阪狭山アレルギー・アトピーサークル「Smile Smile」の皆さんと講座「赤ちゃんから思春期までできるスキンケアとアレルギー対策」を共催しました。国立病院機構大阪南医療センター(河内長野市)の講堂を借りて行われた講座は午前10時前から午後3時まで3部形式で行われ、地元を中心に近畿一円からアレルギーの子どもたちとその保護者、保健師、養護教諭、管理栄養士、調理師、保育士、看護師、医師、薬剤師、行政関係者など計154人が参加しました。また大阪府など行政、河内長野市医師会、富田林市医師会、大阪狭山市医師会の後援や幅広い方々の協力をいただきました。

クイズには子どもたちが○×を手で回答した

クイズには子どもたちが○×を手で回答した

講師には国立成育医療研究センターアレルギー科医長の大矢幸弘先生、国立病院機構大阪南医療センター小児科医長の井上徳浩先生、近畿大学医学部附属病院小児科の竹村豊先生、それに大阪狭山市保健センターの保健師にお願いしました。講座は盛りだくさんの企画で行われ、「母の会」と「Smile Smile」の代表、大矢先生で行ったてい談では、「乳児湿疹がこじれると、アレルギーではないかと食物除去を始めるお母さんが少なくない。本当にアレルギーの始まりか?」「妊娠中からお母さんが卵や牛乳を食べない、離乳食を始める時期を遅らせる赤ちゃんもいるが、発症は予防できるのか?」など、陥りやすい誤解に対し大矢先生が明快に回答するなど、正しい病態を理解した上で対応することの大切さを学びました。

■「大集会」で子どもたちが体験を語り、クイズ形式で「スキンケア」を学ぶ

「母の会」のアレルギー情報コーナーも開設した

「母の会」のアレルギー情報コーナーも開設した

「スキンケア」実習、大阪狭山市の取り組み報告に続く第3部「こども大集会」では、食物アレルギーの子どもたち自身が、家族や仲間に支えられながら適切な医療の下で治っていく様子を報告し、多くの人に希望と勇気をもたらしました。クイズ形式で「スキンケア」を学び自分で取り組んでいけるようになる「みんなで遊ぼう」コーナーも行われ、親子で答えを確認するなど楽しい時間をすごしまた。「母の会」のアレルギー情報コーナーも開設、NHKの取材チームも入るなど講座は終始にぎやかに行われました。皆さん、お疲れ様でした。
(園部まり子)