2018年5月9日
発災から8年目、引き続き東日本大震災被災地域で活動
■福島第一原子力発電所周辺の町村を訪問し協力の案内を行う
5月8日(火)、9日(水)の両日、「母の会」は東日本大震災被災地域での活動として、福島第一原子力発電所周辺の町村を中心に訪問し協力の案内を行いました。「母の会」は今年、従来の活動に加え、被災地域の中でもより大きな困難に直面している原発周辺地域で協力を進めていきたいと考えています。
8日(火)は福島駅を起点に川俣町、飯舘村、葛尾村、川内村を、9日(水)には浪江町、富岡町、楢葉町の母子保健や保育の担当、教育委員会を訪問し、患者・保護者、保健師、管理栄養士、栄養士、助産師などが参加する「親子のためのスキンケア講座」や、学校や保育所などの教職員など幅広い専門職の方々を対象にしたアレルギーの子どもたちを支えるための知識習得をめざす研修会開催などの協力を案内しました。また9日朝には相馬市の公立相馬総合病院の武山彩先生を訪ねて面会、帰路には福島県庁で健康増進課のアレルギー疾患担当者にも面会し情報提供、意見交換を行いました。
原発周辺では少しずつ住民が戻りつつあるものの、地域内の移動にも放射線量が高い場所を迂回せざるを得ないなど生活が大きく制約を受けていました。「母の会」は大変な思いをしている方々にこそ協力をしていいきたいとの思いで活動を続けていきたいと思います。
(園部まり子)