代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

■東日本大震災被災地域で続けている協力の案内を行う

岩泉町役場で

岩泉町役場で

6月13日(水)から15日(金)にかけて、「母の会」は岩手、宮城両県の自治体の保健センターなどを訪問、東日本大震災被災地域で続けている協力の案内を行いました。レンタカーを借り3日間で走行距離500キロメートルを超える行程となりましたが、行く先々では「今年も来てくれた」という声をかけていただき、ありがたく思いました。
今回の訪問は13日、盛岡駅を起点に盛岡市保健所と済生会岩泉病院、岩泉町役場、14日は宮古市役所と市保健センター、市内の川原田小児科、山田町役場と町保健センター、大槌町役場、釜石市役所と市保健センター、大船渡市では教育委員会と保健センター、陸前高田市役所、気仙沼市役所と市教育委員会、保健センター、15日には南三陸町役場と保健センター(南三陸病院)、女川町の保健センター、石巻市役所、東松島市役所の矢本保健相談センター、仙台市にある東北医科薬科大学などを相次いで訪ね、母子保健、保育の担当部門を中心に教育委員会も含め協力の案内を行いました。済生会岩泉病院、川原田小児科、東北医科薬科大学ではこれまでも連携してきた先生方とも久しぶりにお会いすることができ、引き続きご協力いただけることになりました。

■これまでに102回の研修機会などを提供、6000人を超える専門職などが参加

ラグビーワールドカップの試合会場となる釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムの建設現場

ラグビーワールドカップの試合会場となる釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムの建設現場

被災から8年目を迎えた地域では、今も堤防を高くする工事が全域で行われ、かさ上げが終わった土地にようやく家が建ち始めるなど復興はまだまだ途上であることがうかがえました。「母の会」は東日本大震災の発災以降、被災地で保健師や栄養士、助産師、学校や保育所の教職員などが参加する102回の研修やスキンケア講座などの機会を提供、6000人を超える専門職、親子が参加されました。今年度も助成金などを活用して被災地域への協力を続けていきたいと思います。
(園部まり子)