代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

■地域医師会と行政の連携、「保健指導」の試みなど具体的な取り組みを報告

第67回日本アレルギー学会学術大会

第67回日本アレルギー学会学術大会

6月22日(金)、「母の会」事務局長の長岡が、千葉県・幕張メッセなどを会場に開かれた第67回日本アレルギー学会学術大会のシンポジウム「拠点病院からみたアレルギー対策基本法」の演者に招かれ、「患者からみた基本法への期待」と題してお話しさせていただきました。シンポジウムでは他に貝沼圭吾氏(厚生労働省健康局がん・疾病対策課)、斎藤博久先生(国立成育医療研究センター研究所)、谷口正実先生(国立病院機構相模原病院)、松本吉郎先生(日本医師会常任理事)、西間三馨先生(日本アレルギー学会・顧問/国立病院機構福岡病院名誉院長)が講演、討論を行いました。
シンポジウム「拠点病院からみたアレルギー対策基本法」

シンポジウム「拠点病院からみたアレルギー対策基本法」

「母の会」からは、基本法に込められた患者の願いは、端的に「患者が居住する地域に関わらず、科学的知見に基づく適切なアレルギー疾患医療を等しく受けられる」「正しい知見に基づいた情報提供や相談支援等を通じ、生活の質の維持向上のための支援を受けることができる体制を整備する」ことに集約されることを踏まえ、アレルギー疾患対策基本法や「アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な指針」に盛り込まれた施策の中から、一人の患者をとりまく行政の横の連携や、地域の医療機関、医師会と行政の連携の具体例、保健師、栄養士などコメディカルの養成、新たな視点として盛り込まれた「保健指導」についての「母の会」の試みなどを紹介しました。
(長岡徹)