代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

スキンケアの実習ではパンフレットも活用した

スキンケアの実習ではパンフレットも活用した

11月27日(水)、「母の会」は神奈川県平塚市の健康課と連携し市保健センターを会場にアレルギー研修会を開催しました。研修会には市の保健師、栄養士、助産師、看護師、保育士のほか市内で働く医師や歯科医師、薬剤師など65人が参加し、講師をお願いした国立病院機構神奈川病院アレルギー科医長の渡辺博子先生の講義を受けました。
渡辺先生の講演の中で、「アトピー性皮膚炎(痒みのある乳児湿疹を含む炎症性の皮膚炎)に罹患した乳児では、鶏卵の摂取が遅いほど鶏卵アレルギーを発症するリスクが高まるというエビデンスに基づき、鶏卵アレルギー発症予防を目的として、医師の管理のもと、生後 6か月から鶏卵の微量摂取を開始することを推奨する。鶏卵の摂取を開始する前に、アトピー性皮膚炎を寛解させることが望ましい」とする日本小児アレルギー学会の「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」を紹介しながら、食物アレルギーの適切な対応や発症予防について解説し、そのためにも重要な「スキンケア」の実習を行いました。(この事業は公益財団法人キリン福祉財団の助成で行いました)
(園部まり子)