代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

参加者が見守る中で行われたロールプレイ

参加者が見守る中で行われたロールプレイ

12月7日(金)、「母の会」は福島県の相馬郡医師会や相馬市教育委員会などと連携し、「子どもを守る! 食物アレルギー講演会」を開催しました。平日夜にもかかわらず、相馬市民会館大ホールで行われた講演会には、医師会から9人、地元の公立相馬総合病院、南相馬市立総合病院からも4人の医師が参加したのをはじめ、薬剤師など多くの医療スタッフ、相馬市教育長など教育委員会の方々、相馬市や飯舘村の保健センターの保健師、相馬市・南相馬市・新地町の小学校、中学校、県立高校、保育所の校長、教頭、教諭養護教諭、保育士、栄養士、調理師など幅広い職種の方々150人が参加されました。
この日の講師は国立成育医療研究センターアレルギーセンターの福家辰樹先生にお願いしました。講演会では初めに、市内の中学校で継続的に行ってきた研修が生かされ、実際にアナフィラキシーを発症した生徒に適切に「エピペン」を使用できた事例が報告されました。この後「食物アレルギーの理解と緊急時のアナフィラキシー対応について」と題して講演した福家先生は、食物アレルギーの原因と症状、メカニズムと予防、検査と診断、対応について分かりやすく説明、後半には全員が「エピペン」トレーナーを、代表が本物の「エピペン」と使ったロールプレイ形式の実習を行いました。実習は参加者全員がステージ上に上がり、ロールプレイを回りで見守るなど真剣な雰囲気の中で行われました。講演会では相馬市教育長、相馬郡医師会長も挨拶しました。
(園部まり子)