代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

質疑を交えて行われた「エピペン」実習

質疑を交えて行われた「エピペン」実習

1月11日(金)、「母の会」は神奈川県社会福祉協議会との協働事業「専門職のためのアレルギーの最新知識(明日から役立つスキンケアの実際と緊急時対応)」研修会を「おだわら市民交流センター」で開催しました。この事業は乳児院、児童相談所、母子生活支援施設、児童養護施設、児童自立支援施設など児童福祉施設の職員を対象に30年度に5回開催するもので、この日が最終の第5回目となりました。研修会には20人が参加しました。
講師は神奈川県立こども医療センターアレルギー科医長の高増哲也先生にお願いしました。高増先生は、喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーそれぞれについて病態の理解と施設で子どもを預かる際の注意などについて分かりやすく説明しました。この後、きめ細かな泡を作って肌を洗い必要な量の保湿剤を塗って感触を確かめる実習や、全員がトレーナーを、代表が本物の「エピペン」を使ってみる実習、活発な質疑も行われる充実した研修会になりました。
5回シリーズの研修会は高増先生のほかに、福家辰樹先生(国立成育医療研究センターアレルギーセンター)、森田久美子先生(慶応義塾大学病院小児科助教)、渡辺博子先生(国立病院機構神奈川病院アレルギー科医長)、古川真弓先生(東京都立小児総合医療センターアレルギー科)という、臨床の最前線で活躍している講師を招き、どの回も大変に充実した内容になりました。
(園部まり子)