代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

浅口市で行われた「食物アレルギー研修会」

浅口市で行われた「食物アレルギー研修会」

3月23日(土)、「母の会」は岡山県浅口市こども未来課が主催した「食物アレルギー研修会」に講師として招かれ、「職員の共通理解でアレルギー児を支えよう」と題してお話しさせていただきました。研修会では他にメーンの講師として、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」の改訂(平成30年度)を実質的に担った昭和大学医学部小児科学講座准教授の今井孝成先生が、「保育所等における食物アレルギーとアナフィラキシー対策」をテーマに約2時間講演されました。
研修会は、市内の保育所で誤食によるアナフィラキシーショック症例を複数回起こしたことを受けて行われたもので、冒頭に市長が挨拶したほか、教育長、保育所を担当するこども未来課長を含め約100人の保育士らが参加しました。「母の会」からは食物アレルギーの子の保護者の「わが子が死ぬかもしれない」という恐怖と背中合わせの生活をしている不安について具体例を通して理解を求め、保育所での対応ではこうした不安を少しでも和らげることができるように適切・確実な対応を行ってほしいと要望しました。今井先生は学校や保育所でのアレルギー対応について「アレルギーがあっても変わらぬ楽しい学校・園生活(給食)」「安心・安全な給食」「事故に迅速、正確に行動」を基本に行うことを強調、それぞれについて具体的に説明しました。研修会では全員が「エピペン」トレーナーを使った実習も行いました・
(園部まり子)