代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

神奈川県立保健福祉大学の講座

神奈川県立保健福祉大学の講座

7月3日(水)、「母の会」は神奈川県立保健福祉大学(横須賀市)と連携し、「アレルギー児童とその保護者対応について」をテーマにした教育心理学の講座を担当しました。講義には同大学で養護教諭、栄養教諭をめざして学んでいる25人の学生と教員が参加、「母の会」は代表、事務局長で担当しました。この中で「母の会」からは、学校で特に課題になる食物アレルギーの対応について、取り組み事例や、寄せられる相談から浮かぶ保護者の不安について述べ、「正しい病態の理解や『学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン』『学校給食における食物アレルギー対応指針』に基づく必要な支援が、まだまだ学校・園に理解されていない」「不安を理解してくれない学校・園に保護者は次第に不信を募らせる。最初からモンスター・ペアレンツはいない」「背景に適切ではない医療や患者指導がある場合も多い。そこでは親子だけでなく、学校・園も翻弄される」ことなどを述べ、養護教諭や栄養教諭実をめざす学生の皆さんに、「保護者の来し方の苦労を受け止め、労をねぎらってあげてもらいたい。その上で、学校でできることを保護者と一緒に考えてもらいたい」と期待を寄せました。