代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

横浜市東部地域療育センターで行われた研修会

横浜市東部地域療育センターで行われた研修会

9月20日(金)、「母の会」は神奈川県社会福祉協議会との協働事業「福祉施設に専門医等の講師を派遣する事業」の第1回を、横浜市神奈川区の「横浜市東部地域療育センター」で開催しました。学校や保育所での研修会は自治体などで行われていますが、同じ子どもの居場所である福祉施設でもアレルギー対応が求められているにもかかわらず、こうした施設の職員が参加する研修会などはほとんど行われていないのが実情です。
「横浜市東部地域療育センター」では発達の遅れや障害がある、またその疑いがある子どもを対象に就学前までは療育相談・診療・訓練・各種教室や通園療育など、就学後は相談・診療・訓練などを行っており、食物アレルギーで「エピペン®」を処方されている児童も複数いるとのことでした。研修会には施設で働く社会福祉士、精神保健福祉士、管理栄養士、保育士など30人ほどが参加、講師をお願いした管理栄養士・小児アレルギーエデュケーターの長谷川実穂さんの話に熱心に耳を傾けました。長谷川さんは食物アレルギーの子どもの日常生活の管理について「食物アレルギーがあっても食べられるものを理解し、食事や生活を楽しみ、その後の食生活を作っていくことが大切」と話し、正しい病態の理解とともに、誤食などによって重篤な症状が出た時の対応についても、ビデオや「食物アレルギー緊急時対応マニュアル」などを使って確認しました。
(園部まり子)