相馬市民会館で行われた講演会

10月2日（水）、「母の会」は福島県の相馬郡医師会とともに、「小児のアレルギー疾患保健指導の手引きを活用するための講演会」（後援：相馬市、新地町、南相馬市）を相馬市民会館で開催しました。講演会は国のアレルギー疾患対策の推進に関する基本的な指針」に市町村保健センター等でアレルギーの「保健指導」を行うことが盛り込まれたことを受け、厚労省研究班による「小児のアレルギー疾患保健指導の手引き」が作成されたことから、乳児健診や患者相談の場でアレルギーを心配する母子に対して適切な指導ができるようにスキルアップの機会を提供する目的で行われました。
仕事が終わってから参加する夜の講演会にもかかわらず、相馬市、南相馬市、新地町などから保健師、助産師、市立病院など医療機関の医師・看護師、保育士、幼稚園教諭、栄養士、母子保健担当の行政職員など、申し込みを超える約100人が参加し、講師をお願いした古川真弓先生（東京都立小児総合医療センターアレルギー科、なすのがはらクリニック）のお話に熱心に耳を傾けました。古川先生はアレルギー疾患の正しい病態の理解を基本に、乳幼児健診における観察と指導のポイント、保護者に伝えるタイミングなどについて詳しく説明しました。講演会は保健センターなど相馬市の職員の皆さんが運営を担当してくださるなど地域あげての取り組みとなりました。
（園部まり子）