代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

市民活動サポートセンターで行われた研修会

市民活動サポートセンターで行われた研修会

10月4日(金)、「母の会」は宮城県多賀城市健康課と「食物アレルギーに関する研修会」を共催しました。研修会は「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」が改訂され保育現場で適切な支援が求められること、及び同市で子育て世代包括支援センターが運営され母子保健に関わる専門職が最新の知識を学び、関係機関で切れ目のない支援をすることが求められていることなどを踏まえ、「母の会」が協力する形で実現しました。
会場となった多賀城市の市民活動サポートセンターには保育所給食や母子保健に関わる保健師、助産師、栄養士、保育士、看護師など70人が参加しました。研修会の講師は昭和大学医学部小児科学講座教授の今井孝成先生と小児アレルギーエデュケーター・管理栄養士の長谷川実穂さんにお願いしました。「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」改訂に携わった今井先生は、改訂の基本的な考え方やポイント、食物アレルギーの病態の理解、重篤な症状が出た時の対応などについて詳しく解説しました。また「食物アレルギーの食事と管理」と題して話した長谷川さんは、食物アレルギーがあっても食べられるものを理解し、食事や生活を楽しみ、その後の食習慣を作っていくことが大切になるなどと述べました。研修会では参加者全員が「エピペン」トレーナーを使った実習も行うなど、終始、真剣な雰囲気で行われました。
(園部まり子)