2019年10月17日
台風19号で被災した皆さん、「困っています」と声を上げてください
避難所やその後の避難生活では、アレルギーなど慢性疾患の患者は、日ごろはコントロールできている症状が悪化したり、食物アレルギーの患者は提供される食事などに細心の注意が必要になります。災害時にアレルギー患者は、高齢者や障がい者、乳幼児などと同様に「要配慮者」であり、食事の原材料を掲示するなど避難所での支援策も示されています(*)。これまでの災害ではアレルギー患者が「自分たちよりもっと大変な人がいる」と遠慮して声をあげない傾向がありました。遠慮なく「困っています」と食事や薬のことなどを、避難所を運営している人や被災者の健康を守る活動をしている保健師、栄養士などに伝えましょう。
最近では食物アレルギーの対応食を備蓄している自治体が増えている半面、そのことを避難所を運営している人が知らないケースもあります。避難所だけでなく役所の被災者支援部門や保健センターなどにも問い合わせましょう。自宅で避難生活を送っている人も遠慮なく問い合わせましょう。
もし周りにインターネット環境があれば、日本小児アレルギー学会が作成した「災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット」(*)をプリントアウトして持参し理解を求めましょう。また何か困ったことがあれば遠慮なく「母の会」にもご連絡ください。
もし周りにインターネット環境があれば、日本小児アレルギー学会が作成した「災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット」(*)をプリントアウトして持参し理解を求めましょう。また何か困ったことがあれば遠慮なく「母の会」にもご連絡ください。