2019年10月27日
台風19号で被災した長野市を訪問、「給食支援」で原材料表示の実施状況も見学
10月27日(日)、「母の会」は先の台風19号で被災した長野市を訪れ、避難所などでのアレルギー対策を担当する市保健所健康課で情報交換を行ったのをはじめ、特に大きな被害を受けた穂保地区、豊野地区の住民が避難している3か所の避難所で情報提供などの協力を行いました。このうち市の対応では、ホームページに避難所等でのアレルギー対応は健康課が担当であること、アレルギー食など「要配慮者」向けの対応を県栄養士会災害対策本部で行っていることなどが明示されていました。また避難所で提供されるお弁当については特定原材料7品目の表示が見やすく掲示されていました。
自衛隊が食事を調理して提供する「給食支援」を行っている「昭和の森公園フィットネスセンター」と「北部スポーツレクリエーションパーク」も訪問しました。自衛隊による「給食支援」については、「母の会」が平成30年12月、災害時の支援の具体策を明示した「避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針」(内閣府 平成25年8月)に基づいて「アレルギー患者が確認できるように原材料を掲示してほしい」と要請したのに対し、防衛省が「掲示を推進していく」と回答してから「母の会」が訪問できる初のケースであったため、現地で実施状況を見学させていただきました。
(園部まり子)