代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

質問の時間を十分にとった懇談会

じっくりと講師に質問する時間をとった懇談会

2月1日(土)、「母の会」は毎年この時期に行っている「アナフィラキシー親子のための懇談会」を横浜市旭区の市民活動支援センター「みなくる」で開催しました。懇談会には東京、神奈川を中心に大阪や沖縄などから50人が参加、午前9:30過ぎから夕方17:00近くまで、お二人の講師による講演や質疑、懇談、当事者の報告、交流も行われるなど、参加者がお互いを励ましあい、希望を持って治療に取り組めるようになる機会になりました。
午前中のプログラムでは「食物アレルギーの治療と心理的アレルギーの克服」「子どもに行動変容をもたらす接し方」の二つをテーマに、国立成育医療研究センター・アレルギーセンター長の大矢幸弘先生が講演、二つの講演の合間には患者家族が大矢先生のもとで治療に取り組んできた経過を報告するなど、参加者全員が取り組める実践的な内容になりました。

演に合間には講師の大矢先生に直接、質問する時間も

講演の合間に大矢先生に直接、質問する時間も

昼食をはさんで午後の冒頭には、アレルギーの子どもが海外へ修学旅行に出かける際の支援について国土交通省観光庁に要望・意見交換した保護者の報告や、災害時のアレルギー患者支援に関する「母の会」の報告が行われました。この後、国立病院機構大阪南医療センター・小児科医長の井上徳浩先生が「治る食物アレルギー治療」をテーマに講演、ここでも井上先生のもとで治療に取り組んできた当事者と家族からの報告が行われました。
懇談会では、受診の時には聞けないような疑問や不安などを解消するための質疑の時間を十分にとり、この日も、二人の講師交えて2時間を超える質疑が行われました。また終了後には、場所を変えて参加者の交流も続きました。皆さん、お疲れ様でした。

(園部まり子)