講演会「アレルギーっ子の災害時対応」

2月23日（日）、「母の会」は東京・品川区の大崎ゆうゆうプラザで開かれた講演会「アレルギーっ子の災害時対応」（主催:品川区☆しながわパパママ応援サイト、運営:品川食物アレルギーの会）で「被災地域におけるアレルギー患者支援の実情」をテーマにお話ししました。講演会では品川区の防災対策について区防災まちづくり部防災課計画係長も講演しました。
「母の会」からは東日本大震災以降の被災地での活動を報告した上で、東日本大震災を機に改正された災害対策基本法に基づき、アレルギー患者も災害時には「要配慮者」として支援を受けられるようになった半面、実際の市町村の取り組みは今後の課題となっている実情を踏まえ、様々な機会を通じて声を上げ行政に働きかけていく必要があることをお話ししました。
また患者本人ができる「自助」として、正しい診断・治療で日頃からしっかりと症状をコントロールしておく、食品はストックを多めに、使ったら補充して常に一定量を備蓄するローリングストックで備える、災害時には避難所などで遠慮せず「アレルギーで困っています」と声を上げていこうとお話ししました。
（園部まり子）