2021年3月22日
日本小児アレルギー学会誌に「母の会」の論文が掲載されました
3月22日(月)に公開された「日本小児アレルギー学会誌」第35巻1号に、「母の会」がまとめた論文「患者は治療の見通しが分からないことに不安を抱く」が掲載されました。昨年秋、新型コロナウイルス感染拡大のためWeb開催となった第57回日本小児アレルギー学会学術大会のシンポジウムでの発表内容をまとめました。
シンポジウムのテーマ「1次、2次、3次医療における小児アレルギー疾患の現状と対策 小児アレルギー診療の体制を考える」について、患者の視点でアレルギー医療を見ると、現状ではクリニックを含め、2次、3次医療機関、大学病院で提供される医療に大きな違いはなく、患者が受診先を考える基準になっていないこと、患者が考える医療機関の違いは、普通の暮らしを取り戻せる見通しと希望をもてる治療や指導を受けられる医療機関であるかどうかによることを報告しました。また新型コロナウイルス感染症が患者の生活をどう変えたかについても報告しました。
(長岡徹)