12月9日（木）、「母の会」は今年度に予定しているオンライン研修会のうち（独）福祉医療機構社会福祉振興助成事業（後援：厚生労働省）で行う「小児アレルギー疾患の『保健指導』を充実させるために」（全4回）の第２回「保護者との信頼関係を生む小児アレルギー疾患の保健指導（主に保健師、栄養士、看護師、助産師、行政職員向け）」を行いました。講師は古川真弓先生（さいわいこどもクリニック、前東京都立小児総合医療センターアレルギー科）にお願いしました。第２回にも北海道から鹿児島県まで300を超える自治体や施設から集合研修にした自治体も多く700人以上が参加しました。
古川真弓先生は自治体の乳幼児健診や相談事業にかかわってきた経験を踏まえながら、母子保健事業の中でアレルギー疾患を心配する保護者とどう向き合っていくかなどを分かりやすく解説しました。また成長のそれぞれの段階で特徴的なアレルギーの課題などについても、アレルギー疾患の適切な理解を踏まえて説明しました。休憩をはさんで行われた質疑は事前に寄せられた質問から始められ、参加者からの質問が相次いだことから予定した時間では終わらず終了後も続くなど、この日も熱心に行われました。

（園部まり子）