11月17日（金）、「母の会」は神奈川県内の自治体の保健師、栄養士、助産師、学校・保育所の教職員、児童福祉施設スタッフなど向けのオンライン研修会「小児アレルギーの最新知識と適切な対応」（公財アイネット地域振興財団助成事業、後援：神奈川県、神奈川県教育委員会、神奈川県医師会、参加は無料）の第3回（全3回）を行いました。
研修会には310の施設や個人が参加、保育所などでは15人、20人が参加する集合研修としたところも多く730人が参加しました。講師は昭和大学医学部小児科学講座教授の今井孝成先生が担当しました。
今井先生は「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」（日本学校保健会）や「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」（厚生労働省）の作成、改訂を中心的に担ってきた立場から、正しい食物アレルギーの理解、すべての教職員の共通理解のもとで取り組む安全管理、強い症状が出現した緊急時の対応などについて2時間にわたり講演しました。休憩をはさんで緊急時対応の動画を視聴、「エピペン®」の使い方の解説、質疑など3時間の研修は大変に充実した内容になりました。
第3回の研修会で予定していた神奈川県内の専門職向けのオンライン研修会を終了し、合計で760の施設などから1,850人が参加しました。皆さんお疲れ様でした。

（園部まり子　長岡徹）