2022年11月13日
小児アレルギー学会のシンポと一般演題で発表、展示も行いました
11月12日(土)と13日(日)の両日、「母の会」は沖縄県宜野湾市で開催された第59回日本小児アレルギー学会学術大会(会長:国立成育医療研究センターアレルギーセンター長、大矢幸弘先生)に参加し、シンポジウムと一般演題で発表したほか、乳幼児時期の保健指導に関する展示を行いました。
学術大会は宜野湾市の沖縄コンベンションセンターとラグナガーデンホテルで行われました。「母の会」の園部は初日のシンポジウム2「アレルギー疾患対策基本法」で「患者に身近な地域での施策推進が求められる段階に」と題し、今年3月に改正された国の「アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な指針」を受けて、(1)地域の施策は自治体が主体的に策定する、(2)発症予防の取り組みは市町村が主役、(3)災害対策も自治体が中心に担う、(4)外食・中食の表示を国が推進するの4点に重点的に取り組む必要があると指摘し、地域の実情に応じた施策を立案し推進できるよう、都道府県の行政担当者への支援、人材を育成する必要があると強調しました。
一般演題では昨年度に行った調査をもとに、乳幼児期の保健指導に携わる市町村の保健師、栄養士の実情などを、調査結果を解析した、さいわいこどもクリニックの古川真弓先生が報告しました。コンベンションセンターで行った展示では、新たに作成した乳幼児期の保健指導に役立つ資料を配布、関心をもつ多くの方が立ち寄りました。また会場では、久しぶりに多くの患者会メンバーが集まって活動の様子や情報交換を行うなど、楽しく有意義な学会になりました。
(園部まり子)