2025年1月15日
愛知淑徳大学で災害時のアレルギー患者支援について話しました
1月15日(水)、「母の会」は愛知県長久手市にある愛知淑徳大学食健康科学部のゼミで、災害時のアレルギー患者支援についてお話ししました。この機会は前年10月に札幌で開催された第83回日本公衆衛生学会総会で行った「母の会」展示ブースでの岩崎祐子准教授との出会いがきっかけとなり実現しました。
「被災地から見える 日ごろの備えこそ大切」をテーマにした「母の会」の話では、最初に災害時にもアレルギー疾患の正しい理解をもとにした対応が基本になることを確認し、活動してきた東日本大震災以降の被災地の様子を写真で紹介、避難所の取り組みが進んできた様子やアレルギー対応の状況を報告しました。また東日本大震災の反省を踏まえた、アレルギー患者支援にも関連する法律の整備や指針の策定、中でも「母の会」がかかわった「避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針」の策定など、国の取り組みの進展と自治体の取り組みスピードの落差、令和6年能登半島地震の被災自治体の取り組みなどを報告しました。
ゼミには管理栄養士をめざす学生などと教員合わせて12人が参加して熱心に耳を傾けていただき、終了後には「調べても出てこない情報ばかりだった」「地域の人を支える側として常に最新の情報を追い学び続けたい」などの感想も寄せられました。
(園部まり子 長岡徹)