代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

参加者からの質問にていねいに答える飯野先生

2月24日(祝)、「母の会」は活動25周年を記念した令和6年度の「アナフィラキシー親子のための懇談会」を横浜市中区の横浜市開港記念会館で開催しました。懇談会は平成19年から開催し今回で19回目となりました。
懇談会は午前中、「外食・中食のアレルギー対応を考える」をテーマにミニシンポジウムを行い、消費者庁食品表示課課長補佐の宇野真麻さんが「外食・中食における 食物アレルギーに関する情報提供」、患者の代表が「経験を通し表示に期待すること」、昭和大学医学部小児科学講座教授の今井孝成先生が「外食・中食のアレルギー対応の未来」と題して講演し、これを受けて実現可能な方法などについて参加者で質疑や意見交換を行いました。
午後は、「母の会」の活動報告に続いて、「母の会」が連携する中で多くのアドバイスを受け、全国で行う研修会の講師なども引き受けていただいた青山アレルギークリニック院長(元国立成育医療研究センター教育・研修部長)の飯野晃先生が「食物アレルギーを治すために大切なこと」と題して講演、1時間を超える参加者の質問に丁寧に答えていただきました。
懇談会には首都圏を中心に北海道や京都などから患者家族や支援者、厚生労働省がん・疾病対策課課長補佐の中山幸量さんも加わって41人が参加、適切な医療への理解と参加者間の交流を深め、皆さん明るい表情で帰路につきました。

(園部まり子 長岡徹 坂口智恵)