2025年9月9日
神奈川県主催の研修会、参加者は災害時の対応にも高い関心
9月9日(火)、神奈川県主催の「支援者向け 食物アレルギー緊急時対応研修」が海老名市文化会館で開催され、「母の会」とNPO法人ピアサポート F.A.caféが運営に協力しました。研修会には県西部の学校、幼稚園、保育所等の教職員、保健福祉事務所や市町村のアレルギー相談担当、児童福祉施設等の職員など200人以上が参加しました。
秦野市にある国立病院機構神奈川病院アレルギー科の渡辺博子先生が講師を務め、講演で事例を交えながら食物アレルギーの基礎知識と発症した際に必要な対応を分かりやすく説明したのに加え、参加者が期限が切れた「エピペン」の実物を人形に打ってみる実習やグループに分かれてのロールプレイ、全体での質疑と終了後には個別の質疑も行うなど工夫を凝らした内容に、参加者からは「すぐに現場に役立つ」などと声が上がっていました。
研修会では災害時の対応も関心を集め、「母の会」が行った情報提供や展示を見た参加者が日本小児アレルギー学会、日本小児臨床アレルギー学会が作成した災害対応パンフレットを持ち帰り、渡辺先生が講演の中で紹介したピアサポート F.A.café作成の「アレルギーサインプレート」や「アレルギービブス」も関心を集めていました。
(園部まり子)








