代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

アレルギーの保健指導に役立つ多くの公的な資料などを展示・配布した「母の会」ブース

9月2日(土)、3日(日)の両日、「母の会」は川崎市立看護大学で開催された日本地域看護学会第26回学術集会(会長:荒木田美香子・同大学副学長)に参加し、乳幼児期の保健指導推進に向けた展示を行うとともに、シンポジウムの座長を務めました。
「母の会」の展示では、令和4年3月に改正された「アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な指針」(厚生労働省)の中でも重要な改正点の「アレルギー疾患の発症・重症化予防」の取り組みで、現場の保健師、栄養士等を対象に行った調査結果を報告するとともに、令和5年度の(独)福祉医療機構社会福祉振興助成事業で作成した「母子保健事業で取り組むアレルギー疾患の発症予防・重症化予防」(改訂版)と「赤ちゃんのアレルギーが気がかりな保護者の方へ」の2種の冊子(いずれも監修は国立成育医療研究センター・アレルギーセンター長の大矢幸弘先生)を無償で配布しました。
シンポジウム「アレルギーの基本的指針改正とこれから」では、同学会の企画委員も務めた「母の会」事務局長が座長を担当、大矢幸弘先生が講演したほか、宮城県気仙沼市の保健センター、大阪狭山食物アレルギー・アトピーサークル「Smile Smile」が取り組みを報告しました。
同学会でアレルギー疾患対策はこれまで本格的には取り上げられていなかったテーマだけに関心も高く、シンポジウムの後には多くの参加者が「母の会」ブースに立ち寄り、資料を持ち帰っていました。

(園部まり子 長岡徹)