代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

講演会 • 学会発表報告

講演会•学芸発表報告の説明

少人数で率直な意見交換を行った懇談会

3月9日(土)、「母の会」は横浜市旭区の市民活動支援センターで「アナフィラキシー親子のための懇談会」を開催しました。コロナ禍をはさみ久しぶりに対面で行った懇談会には関西などからも含め患者(保護者)や行政関係者など30人が集まり、午前10から夕方4時まで、十分な時間をとった講演、質疑、交流を行いました。
講演では、国立成育医療研究センターアレルギーセンター・総合アレルギー科診療部長、福家辰樹先生の「アナフィラキシー・重症⾷物アレルギーからの脱却のために今出来ること、⼤切なこと」を中心に、厚生労働省がん・疾病対策課課長補佐の中山幸量氏が「厚生労働省におけるアレルギー疾患対策」、日本ハム株式会社執行役員・品質保証部長の大石泰之氏が「日本ハムグループの食物アレルギーの取組み」、患者の保護者が「アレルギーの子どもを海外に送り出すこと」、当事者の代表が「やりたいことをやるための治療。やりたいことを、なんでもできる今」をテーマに話しました。「母の会」からも事務局長が「患者の視点で考える、今必要な施策」と題して報告しました。
懇談会は立場の異なる参加者が食物アレルギー患者を支える医療や環境について率直に思いをぶつけて取り組みの方向性を考える充実した会になりました。

(園部まり子 長岡徹)