2024年6月15日
「母の会」が行った救急救命士の調査結果が原著論文になりました
「母の会」が行った救急救命士の「エピペン®」使用の実情などの調査結果が原著論文となり、6月1日発行の日本アレルギー学会誌「アレルギー」(Vol.73 2024)に掲載されました。令和4年度の「食物アレルギーの最新知識と緊急時対応の研修会」(後援:文部科学省、厚生労働省、総務省消防庁)に参加した救急救命士を対象に行ったアンケート結果で、経験不足や不安などに起因する「エピペン®」運用の障害が一定の割合で認められることから、普及啓発事業(研修や資材開発など)の充実などが求められていることを報告しました。
結果について「母の会」は、令和5年11月の第60回日本小児アレルギー学会学術大会の一般演題「アナフィラキシー」セッションで報告したほか、翌12月には厚生労働省地域医療計画課の救急医療対策専門官、総務省消防庁救急企画室の救急専門官に面会して結果を説明し意見を交換しました。多くの関係者に知ってもらい取り組みに役立てていただく論文化については、調査を監修していただいた昭和大学医学部小児科学講座教授の今井孝成先生の教室にお願いしました。