衆議院議員会館で開催されたプロジェクトの会合

4月17日（木）、「母の会」は日本アレルギー学会理事長の海老澤元宏先生とともに、衆議院議員会館で開催された公明党アレルギー疾患対策プロジェクトに招かれて出席、アレルギー疾患対策の推進に向けた提案と意見交換を行いました。厚生労働省、文部科学省、環境省、消費者庁、林野庁から担当課長らも出席しました。
会合では令和7年度の各省庁の取り組みの説明を受けた後、アレルギー学会と「母の会」が意見を述べ、「母の会」からは、都道府県等による施策立案・推進を国が支援する取り組みの充実、乳幼児期の保健指導の充実へ向けた研修等の実施など重点的な取り組み、外食・中食のアレルギー情報提供の推進へ「表示のルール作り」、災害時の「プッシュ型支援」の基本品目への「乳アレルギー用ミルク」追加、学校のアレルギー疾患対策の取り組みの再徹底について要望しました。
中でも乳幼児期のアレルギーに関する保健指導の推進について、新たな取り組みテーマであることから定着・推進するため一定期間、市町村保健センター等の保健師や栄養士の研修などに重点的に取り組む必要があること、災害時に「乳アレルギー用ミルク」がない場合、大規模な災害で地域外に避難できない事態等では直ちに命に係わることを指摘し、取り組みを進めるよう強く要望しました。

（園部まり子　長岡徹）