2013年11月23日
仙台市で児童館、放課後子ども教室職員などの研修会
■講師には宮城県立こども病院の三浦克志先生
「母の会」の東日本大震災被災地での活動として11月19日(火)、仙台市子供未来局子育て支援課の「児童館等職員研修会」開催に協力させていただきました。この日の講師は、地元宮城の県立こども病院総合診療課部長、三浦克志先生にお願いしました。
会場となった仙台市役所のホールには、市の児童館・児童センターの職員、放課後子ども教室関係者、民間の放課後児童健全事業の関係者ら96人が参加。三浦先生の「アレルギーのある児童への対応」と題した、アレルギー疾患の正しい理解と適切な初期対応、「エピペン」の扱い方、打つタイミングなどの講義に熱心に耳を傾けておられました。この日も「母の会」が行う研修会ではいつものように、全員が「エピペン」トレーナーを使う実習も行いました。
■「エピペンを初めて体験することができ、大変勉強になった」などの感想
終了後に行ったアンケートには、「実際にエピペンに触れ、打つ機会もあり、不安が少なくなった」「実践に備えて経験をつむことができ良かった」「エピペンの使い方など初めて体験することができ大変勉強になった」「練習用トレーナーを用意してもらえて良かった」「職場に帰って情報共有し、マニュアル作りと役割分担をしたい」などの感想が寄せられました。
昨年12月に東京・調布市の小学校で起きた給食での誤食が原因の食物アレルギーによる死亡事故を受けて、被災地域でも研修実施の要請が高まっています。この日の参加者も、日ごろ子どもたちを預かる仕事に従事しているだけに他人事ではなく、真剣に研修に臨まれていました。皆さん、お疲れさまでした。 (園部まり子)
*この事業は、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」の助成を得て行っています