代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

講演会 • 学会発表報告

講演会•学芸発表報告の説明

■毎年1回、医療の進展を広くお知らせするために開催

平成25年度の厚生労働省難治性疾患等克服研究推進事業の一環である「リウマチ・アレルギーシンポジウムpart1」が2月1日(土)、東京・千駄ヶ谷の「津田ホール」で開かれ、パネリストの一人として、「母の会」の園部が参加しました。

500人近くが参加した「リウマチ・アレルギーシンポ」

500人近くが参加した「リウマチ・アレルギーシンポ」

■講師には今井孝成先生、長谷川実穂さんら

このシンポジウムは、国が助成金を出して行っているアレルギー研究の成果を広く知らせるために毎年1回行っているもので、今年は「食物アレルギー対策の現状と課題」をテーマに、国立病院機構相模原病院臨床研究センター・アレルギー性疾患研究部長の海老澤元宏先生を進行役に、昭和大学医学部小児科アレルギー専門科講師の今井孝成先生、国立病院機構相模原病院臨床研究センター・アレルギー性疾患研究部の管理栄養士・長谷川実穂さんらが講演し、その後のパネルディスカッションに園部が参加させていただきました。

患者の立場から率直な意見を述べさせていただいた

患者の立場から率直な意見を述べさせていただいた

■いつにも増して分かりやすく、コンパクトな内容

今井先生と長谷川さんは、「母の会」が行う研修会などでいつも講師をお願いし、何度もお話を伺っていましたが、「食物アレルギーの基礎知識 正しい診断と対応」と題した今井先生、「食物アレルギーの食事の具体的な工夫」と題した長谷川さん、共にいつにも増して分かりやすく、コンパクトな講演を聞くことができました。

パネルディスカッションは、事前に参加者から寄せられた質問に答える形で進められ「良いお医者さんの選び方」など、普段は聞けないような質問にも先生方が的確に答えておられました。私も患者の立場から率直な意見を述べさせていただきました。

■これまでになかった500人近くの方が参加

シンポジウムにはこれまでになかった500人近くの方が参加され、患者・保護者よりもグループで参加された学校や保育所の教職員など子どもたちに関わる仕事に携わっている方の参加が多かったようでした。一昨年に東京・調布市で起きた給食の誤食で女の子が亡くなった事故の影響が、ここでも「正しい知識を得たい」という参加者の急増という形で表れていると思いました。 (園部まり子)