2017年2月8日
三重県四日市市の「出張型講習会」でお話ししました
■「患者にとって今のアレルギー医療は〝くじ引き〟のようなもの」
2月8日(水)、「母の会」は三重県四日市市の市勤労者・市民交流センターで行われた研修会に出席、会代表の園部が「家庭と地域でアレルギー児を支えよう(相談活動の現場から)」と題してお話しさせていただきました。研修会は環境省が所管する(独)環境再生保全機構の「ぜん息の予防等に関する出張型講習会(NPO法人等との連携事業)」を活用して行われ、四日市市の保育職員など70人が参加しました。講師は国立病院機構三重病院臨床研究部アレルギー疾患治療開発研究室長の長尾みづほ先生と園部が務めました。
園部からはいつものように、「患者にとって今のアレルギー医療は〝くじ引き〟のようなもの」であり、たまたま受診した医師で、人生が大きく左右されてしまうことがある「医療の課題」と、受けている治療が適切なのかどうか患者(保護者)自身が分からない「患者の課題」があることを紹介し、適切な医療によって健康を回復したケースなどを通して、「受診しているのに痒みや発作で眠れないなど症状が改善しないケースでは、成長障害や、時には命に及ぶこともある。そんな時は適切な医療を知らせ少し遠くても、アレルギーに精通した専門医の受診を促してほしい」とお願いしました。
(園部まり子)