2017年5月8日
アレルギーを正しく知り、適切に対応するための本(5)
■『おうちで学校で役にたつアレルギーの本』(全4巻) 赤澤晃(あかさわ・あきら)先生監修
東京都立小児総合医療センターアレルギー科部長の赤澤晃先生が監修した、主に小学校低学年に向けた学校図書用の児童書、同センターのアレルギーエデュケーター益子育代さんが編集しています。全4巻は第1巻『アレルギーって、なんだろう』、第2巻『食べものとアレルギー』、第3巻『皮ふとアレルギー』、第4巻『ぜんそくとそのほかのアレルギー』で構成され、各巻でアレルギーになる仕組みや、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、鼻炎・結膜炎、花粉症、ハチ毒アレルギーなどの症状・適切な対応などについて難しい言葉を使わずに解説しています。
また周囲の子どもたちの理解を得て支え合うことを大切にして、例えば第2巻のアトピー性皮膚炎、「お友だちがアトピー性皮ふ炎だったら」では、「アトピー性皮ふ炎はうつらない病気です」「アトピー性皮ふ炎の子は、スキンケアをがんばっています」「がんばっているお友だちを、応援してあげましょう」などと呼び掛けていることも特長です。クラスみんなで理解を深めるための読み聞かせにも活用できます。
◎WAVE出版2016月12月~17年3月刊 定価各巻2500円(税別)