代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

■毎月、食物アレルギー対応委員会を開催して取り組み(栗原小)

座間市立栗原小学校の教職員研修会

座間市立栗原小学校の教職員研修会

「母の会」は8月23日(水)に神奈川県座間市の市立栗原小学校(直井恵子校長)、同25日(木)には同市立立野台小学校(山近佐知子校長)の教職員研修会に参加、「教職員の共通理解でアレルギー児を支えよう」と題してお話をさせていただきました。
座間市では7月24日(月)に市立座間小学校(日向野亨校長)で行われた研修会にも参加しており、患者を理解して支える視点から「母の会」の取り組みを参考にしたいという共感が広がっていることを感じました。研修会で「母の会」からは、各地の取り組み事例を報告しながら、「学校給食における食物アレルギー対応指針」(文部科学省)に沿って食物アレルギーの児童にも給食を提供する、安全性を最優先し、対応は養護教諭や担任など特定の教員が行うのではなく組織的に行うことの大切さなどをお伝えしました。東京都が作成した「食物アレルギー緊急時対応マニュアル」の内容も先生方と一緒に確認しました。
栗原小の研修会に参加された教職員は25人、既に毎月、食物アレルギー対応委員会を開催して取り組んでいるとのことで、「教職員全員で子どもの命を守る」という皆さんの熱意があふれる研修会となりました。

■一人の児童のために学校と主治医が連携することも必要に(立野台小)

立野台小の研修会には35人の教職員が参加され、お話に加え事前に寄せられた質問などに答える形で行われました。この中では「学校生活管理指導表」を活用するためには適切な診断に基づいていなければならないこと、保護者の了解のもと時には一人の児童をめぐって学校と主治医が連携することも必要になることなどが話し合われました。両校の研修会では「母の会」の展示も行い、熱心に見ていただきました。皆さん、お疲れさまでした。
(園部まり子)