都内で開かれた第1回免疫アレルギー疾患研究戦略検討会

7月25日（水）、厚生労働省が設置した免疫アレルギー疾患研究戦略検討会の第1回会議が都内で開かれ、委員となった「母の会」の園部も出席しました。検討会はアレルギー疾患対策基本法を受けて昨年3月にまとめられた「アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な指針」に中長期的な研究戦略の策定が盛り込まれたことを受けて設置されました。会議の中で厚労省は、予防や新たな研究の推進などの3つのアクションプランからなる「免疫アレルギー疾患研究戦略の方向性」を示しました。「母の会」からは中長期の研究戦略の重要性を踏まえながらも、「現に今できる標準治療で多くの患者が救われる。患者が適切な医療を受けられるようにする研究を進めてほしい」と要請しました。アレルギー疾患の研究戦略について議論されるのは今回が初めて。厚労省は、9月下旬をめどに報告書をとりまとめる予定としています。
（園部まり子）