代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

広島県呉市の天応地区で

広島県呉市の天応地区で

8月7日(火)と8日(水)、「母の会」は7月に発生した西日本豪雨で被災した広島、岡山両県を訪れ、被災者を支えている保健師、栄養士などにアレルギー疾患の情報、アレルギー患者にとって避難所などで必要な配慮についての資料などを届け情報交換しました。
6日夜に広島入り、7日は最初に広島市の母子保健担当を訪ね情報を提供、その後、自治体では最も避難者が多い坂町の役場、避難所になっている同町の小屋浦ふれあいセンター、呉市の天応まちづくりセンター(避難所)、呉市保健所、安浦まちづくりセンター(避難所)を訪問し、プリントアウトして持参した日本小児アレルギー学会の「災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット」や「母の会」が研修などで使っている「スキンケアパンフ」などの資料を提供、全国から応援に入っている保健師などと情報を交換しました。

倉敷市真備町の岡田小学校の避難所で保健師に情報を提供

倉敷市真備町の岡田小学校の避難所で保健師に情報を提供

翌8日は岡山県倉敷市の真備地区を中心に活動しました。真備地区で最も多くの被災者が暮らしている市立薗小学校と岡田小学校の避難所、被災地での保健活動の中心になっている倉敷市保健所を訪問、ここでも日本小児アレルギー学会の「災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット」や「母の会」が研修などで使っている「スキンケアパンフ」などの資料を提供、高知県や徳島県から派遣されている保健師や倉敷市の保健師、栄養士などと情報交換し、必要に応じて連携していくことになりました。
2日間と短い訪問で避難所や保健活動の拠点となっている保健所の訪問が中心となりましたが、途中で目にした被災状況からは、東日本大震災や熊本地震と同様、復興には時間がかかることを実感しました。引き続き「母の会」にできる協力を続けていきたいと思います。
(園部まり子)