岡山県浅口市教育委員会と共催で行った研修会

9月5日（木）、「母の会」は岡山県浅口市教育委員会と「食物アレルギー研修会」を共催しました。浅口市とは、アレルギー疾患対策に熱心に取り組んでいる浅口医師会との連携を通して行政への協力も始まり、今回の研修会では講師の調整などを「母の会」が担いました。
会場となった市の中央公民館には公立・私立の保育園、幼稚園、こども園（全12園）の養護教諭、保育士、栄養士などに加え、市の保健師、栄養士、学校職員など幅広い職種の方々60人ほどが参加しました。研修会でははじめに「教職員の共通理解でアレルギー児を支えよう」と題して「母の会」の園部が、食物アレルギーの子を抱えた母親の不安や思いへの理解を求めるとともに、各地の自治体の取り組み事例などを報告しました。この後、小児アレルギーエデュケーター・管理栄養士の長谷川実穂さんが「食物アレルギーの基礎知識と事故の予防・対処について」と題して話し、食物アレルギーの子の食生活について、①食物除去の正しい方法と考え方を理解する②除去していても十分な栄養素を摂取する③除去しながら、安全に食事を楽しむ、ことを基本に具体的な取り組みを紹介しました。研修会では誤食などによって重篤な症状が出た時の対応についても、ビデオや「食物アレルギー緊急時対応マニュアル」などを使って確認しました。
（園部まり子）