代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

全員が「小児のアレルギー疾患 保健指導の手引き」を持って研修した

全員が「小児のアレルギー疾患 保健指導の手引き」を持って研修した

11月11日(月)、「母の会」は福島県の相双保健福祉事務所と「小児アレルギー保健指導講座」を共催しました。相双保健福祉事務所は相馬市、南相馬市、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、新地町、飯舘村を所管し、地域内に「福島第一原発」があり、一部に事故の影響が強く残っている地域です。南相馬市の「かしま交流センター」で行った「講座」には、保健福祉事務所の保健師をはじめ大熊町や飯舘村の保健師や栄養士、保育所や幼稚園の教職員、看護師など45人が参加しました。
講師はなすのがはらクリニック・東京都立小児総合医療センターアレルギー科の古川真弓先生にお願いしました。保健福祉事務所保健福祉課長の挨拶に続いて、古川先生は「小児アレルギーの基礎知識と指導方法について」をテーマに講演し、アレルギーのこどもを預かる現場で大切なこととして、食物アレルギーへの理解、事故防止のための考え方と対策、緊急時の対応を挙げて詳しく解説しました。また乳幼児健診における観察と接し方について傾聴(共感)、正しい知識情報、具体的な指導が大切であることを強調しました。「講座」では厚労省研究班の「小児のアレルギー疾患 保健指導の手引き」を参加者全員に配布、持ち帰ってそれぞれの職場で活用してもらうことにしました。
(園部まり子)