2021年7月9日
大規模な土石流災害に見舞われた熱海市を訪問しました
7月9日(金)、「母の会」は大規模な土石流災害が発生(3日)した静岡県熱海市を訪れ、被災者支援にあたる県の熱海保健所や市保健センター、約500人が避難しているホテルを訪れ、アレルギー患者などへの配慮を要請しました。
被災者の健康管理を担う医師や看護師、保健師などの活動拠点になっている熱海保健所では静岡DMAT(災害派遣医療チーム)の医師と面会し、日本小児アレルギー学会の「災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット」など支援に役立つ情報を提供し活用を要請。避難所となっているホテルでの食事提供を管理している市の保健センターでは、担当者に「避難所における良好な生活確保の確保に向けた取組指針」(内閣府防災担当)で求める「避難所における食事の原材料表示」の実施を要請しました。また避難所のホテルでは支配人と会って状況をうかがうとともに、バイキング方式の食事提供の際の誤食のリスクなどについて理解を求めました。今回の訪問でも、多くの関係者によって患者支援が行われていることを確認しました。「母の会」は今後も必要な協力を続けていくことにしています。
(園部まり子、長岡徹)