赤ちゃんを傍らに寝かせながらのスキンケア実習

12月21日（木）、「母の会」は宮城県気仙沼市を訪問し、市民健康管理センター（保健センター）「すこやか」で行われた「スキンケアと食物アレルギー対策講座」に講師の調整や展示などで協力しました。気仙沼市の皆さんとは東日本大震災を機に連携を続けて毎年訪れ、健康増進課や子ども家庭課、教育委員会が交代で主催する毎年の研修会などに協力しています。この日も午前中に健康増進課が主催して20組ほどの母子が、午後は子ども家庭課が主催して30人ほどの保育士などが参加する2回の研修会に協力しました。
研修会の講師はこれまで何回も気仙沼を訪問している、さいわいこどもクリニック（前東京都立小児総合医療センターアレルギー科）の古川真弓先生が担当し、食物アレルギーの病態理解や正しいスキンケアの解説と実習、保育士などの研修では「エピペン」トレーナーを使った実習、緊急時対応のロールプレイも行いました。お母さんたちが参加した研修会では、赤ちゃんを傍に寝かせたまま安心して講師の話を聞くことができるよう準備、また終了後には十分な時間をとった個別相談も行われるなど配慮され、参加者からは「気仙沼でこのような研修を受けられるなんて幸せ。勉強になった。実践していきたい」などと声が寄せられました。

（園部まり子）