代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

300人以上が避難している矢田郷地区コミュニティセンターの避難所で

1月15日(月)、「母の会」は1日に発生した能登半島地震で被災した石川県七尾市を訪れ、被災者の健康を守る活動の中心を担う市役所の健康推進課で情報交換・打ち合わせを行った後、矢田郷地区コミュニティセンターや和倉小学校など避難所7カ所で、アレルギー患者をサポートする体制づくりへの協力や相談窓口の案内、個別の患者への対応などを行いました。避難所で温かい食事を提供しているボランティアグループの皆さんとも交流し、食物アレルギー患者が食べられるか判断できるように食事提供の際には原材料の表示を行うよう要請しました。
発災から2週間、広域で断水が続いているのに加え体育館など暖房設備がない避難所もあり被災した方々は厳しい生活を強いられていましたが、どの避難所でも会う人ごとに言葉を交わし励まし合っていました。避難所で出会った2人のお子さんが食物アレルギーというお母さんとは連絡先を交換し交流していくことになりました。
15日は大雪が心配されましたが、時折吹雪くことはあるものの陽が差す時もあるなど支障なく移動することができました。また帰路には文部科学省の学校健康教育課(当時)専門官の時に「母の会」と連携した現・富山県厚生部長を県庁に訪ね情報を交換しました。「母の会」は被災地の状況を見ながら活動する範囲を広げていくことにしています。

(園部まり子 長岡徹)