代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

珠洲市内の避難所で(3月27日)

3月26日(火)、27日(水)の両日、「母の会」は1月の能登半島地震で被災した石川県の中能登町、七尾市、志賀町、穴水町、能登町、珠洲市、輪島市を訪れました。被災者の健康を守る行政の担当部門や避難所などでアレルギー患者支援に役立つ資材などを提供、避難の実情に合わせた取り組みについて現場の担当者とともに考えました。
この中では必要な支援が時間とともに変化し、食物アレルギー対応から長く続いた断水などの影響で赤ちゃんの皮膚トラブルが問題になってきていることが指摘され、再開しつつある健診などの際に「母の会」が提供した資料を活用したいとの声が多く聞かれました。1月にも訪れた七尾市健康推進課では、被災直後からの受援の状況について、必要とした時期に必要な物資が届かなかった実情などを聞くことができました。各地の避難所ではアレルギー患者と会うこともできました。
翌28日(木)には、金沢市にある石川県庁の健康福祉部少子化対策監室母子保健グループとアレルギー疾患対策の担当課である健康福祉部健康推進課を訪問し、被災地域で必要な取り組みについて意見を交換、被災地域の保健師や栄養士など専門職を支援する研修会の開催などで協力できることを伝え、必要に応じて連携していくことになりました。活動は日本財団、赤い羽根「災害ボランティア・NPO 活動サポート募金」(ボラサポ)の助成を得て行いました。

(園部まり子)