代表理事
園部まり子・長岡徹

顧問
西間三馨先生
(国立病院機構福岡病院名誉院長)

活動報告

母の会で開催した講演会や学会での報告、記事などをご紹介します。

志賀町の避難所にはアレルギー対応の掲示もあった

4月11日(木)~13日(土)、「母の会」は1月の能登半島地震で被災した石川県の七尾市、穴水町、能登町、珠洲市、輪島市、志賀町を訪問しました。被災者の健康を守る行政の担当部門や避難所などを訪問しアレルギー患者支援に役立つ資材を提供、必要な協力などについて担当者と意見を交換しました。また幅広く長期にわたるサポートが必要なことから、今回の訪問では子どもたちのアレルギーに対応している学校や保育所に協力するため、保育所の担当部門や教育委員会も訪ねました。訪問には学校で活用できる資材を多く作成しているNPO法人ピアサポート F.A.caféの服部佳苗さんも同行し資材を提供していただきました。
被災地域では仮設住宅の建設が進む半面、地震で倒壊した家屋はほとんど片付けが進まず、人気のない街並みが続いていました。移動中に出会ったお年寄りから発災時の様子を聞くこともでき、入居したばかりの真新しい仮設住宅も訪問させていただきました。輪島市では視察に訪れていた神奈川県の逗子市長とも会い、立ち話でしたが災害対策について意見を交換しました。
13日には羽咋市も訪れ、とどろき医院の小児科のアレルギー専門医と面会、発災時の市町の保健部門の連携などについて聞くことができました。活動は日本財団の助成を受けて行いました。

(園部まり子)